不動産の価格

公示価格

国土交通省が毎年3月に1月1日時点の価格として発表されます。

この価格は国土交通省のサイトから見れます。

相続税評価額(路線価)

路線価は国税庁が毎年発表しています。

国税庁のサイトから見ることができます。

路線価は相続税を算出するときの基準となる価格です。

固定資産税評価額

市町村が発表しています。

その年の1月1日時点の所有者に課される税金が固定資産税です。

その固定資産税を算出するために用いられる価格です。

市町村が建物や土地を調査して固定資産税評価額が決定されます。

ご自身の建物や土地の固定資産税が知りたい場合は、市町村の窓口で証明書を発行してもらう必要があります。(市町村によっては、電話で教えてくれるかもしれません)

売買価格

実際に売りに出されている価格です。

実価格は上記の3つとは全く違う価格です。

基準となるものはなく、不動産会社が売りたい値段設定がいくらでもできてしまいます。

1物4価と言われる不動産の価格の中でも、実価格は他とは毛色が違います。

実価格はあくまで買った時だけの値段として考えましょう。

すごく安く買ったのに、固定資産税が高かったり相続税が高かったりすることはザラにあります。

実価格はいくらでも売値を動かすことができてしまうので。

なので、実価格と他の3つの価格を比べるのはやめましょう。

どの価格をベースに考えるべきか

不動産を買うときに考えるべきは、実価格です。

実価格がモロに支出に影響してきますので。

不動産はいかに安く仕入れられるかが重要です。

特に不動産投資を考えているなら尚更です。

実価格以外は、不動産を買ったその後にかかる金額なので、まずは実価格を見ることが大切です。

もちろん、固定資産税は毎年かかりますし、将来相続したときに相続税はかかりますから軽視することはできませんが、実価格ほどパンチが弱いので二の次かなと思います。

自分の物差しをしっかり持つ

500万円でも高いと思う人もいれば、2000万円でも安いと思う人もいます。

ご自身の資産状況によって金額に対する評価は変わります。

ですので、今の自分にとってこの価格はどうなのかで判断をするべきだと思います。

周りがこの価格は安いと言っても、自分にとって高ければ買うのを考える必要があります。

おわりに

不動産は1物4価と言われ不動産の価格を表す方法が4種類あります。

全て不動産を所有するには大切なことですので、不動産購入前にはきちんと4種類の価格を把握することが大切です。

本日も一読してくださりありがとうございました。

みなさんのお金と心が豊かになることを願っています。

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