株価指数の推移
G7(主要先進7カ国)の、主な株価指数の推移(年初来)は以下のとおりです。
・CAC40種(フランス)↑13.60%
・DAX30(ドイツ) ↑13.17%
・FTSE MIB(イタリア)↑12.08%
・S&P500(アメリカ) ↑9.03%
・S&P TSX(カナダ) ↑6.13%
・FTSE100(イギリス)↑4.19%
・TOPIX(日本) ↑10.13%
日本は真ん中くらいに位置していますね。
また、4月の欧米の株式市場は、軒並み3~4%の上昇となっています。
ゴールド・債券ETF等の値動き
有名なゴールドETFである、GLDの値動きは以下のとおりです。
・GLD ↑8.03%
4月の成績は、年初来↑8.03%となっています。
欧米で金融不安が発生したことにより、ゴールドは高値をキープしている状態です。
続いて、債券についてです。
アメリカの有望な債券と言えば、AGG・LQD・HYGの3つです。
・AGG→ローリスク・ローリターンな債券(格付け高く・利回り低い)
・LQD→ミドルリスク・ミドルリターンな債券(格付け普通・利回り普通)
・HYG→ハイリスク・ハイリターンな債券(格付け低く・利回り高い)
それぞれの成績は以下のとおりです。
・AGG 年初来↑2.46%
・LQD 年初来↑3.55%
・HYG 年初来↑2.16%
債券はほぼ横ばいを推移しているといった感じです。
債券が横ばいなら、金利も横ばいです。
債券と金利はシーソーの関係ですから、債券が上がれば金利は下がり、債券が下がれば金利は上がります。
この辺もしっかり考えておきたいですね。
高配当ファンドの値動き
HDV・VYM・SPYDの年初来の成績は以下のとおりです。
・HDV ↓0.82%
・VYM ↓1.09%
・SPYD↓3.83%
全てマイナスとなっています。
中でもSPYDのマイナスが大きい理由は、SPYDには、金融や不動産セクターの会社が多く含まれています。
金融不安による銀行株の値下がりや、融資の冷え込みによる資金繰りの悪化を懸念された不動産株の値下がりが、SPYDのマイナスを大きくしている要因だと考えられます。
なお、現在の分配金利回りは以下のとおりです。
・HDV 約4.63%
・VYM 約3.16%
・SPYD約3.91%
バリュー株は、いかにして安いタイミングで買えるかが勝敗に影響してきます。
4月の海外トピックス
今の株式市場は、以下のメガテックに支えられています。
・Alphabet
・Apple
・Meta
・Nvidia
・Amazon
・Microsoft
・Tesla
これらの7社が頑張っている状態です。
その他の企業はあまり伸びていません。
これだと、ちょっと不安が残りますよね。
7社の内の1つでも転んだら、世の中に大きな影響を与えることになります。
多くの会社がバランス良く頑張ってくれると、経済も安定しそうですが、現実はなかなかそうはいきませんね。
おわりに
海外の経済状況について考察しましたが、日本と似たような印象を受けました。
海外の景気は不景気とまでは言い難いですが、決して好景気というわけでもありません。
なので、適正なリスクを取りつつ、堅実な投資を継続することが良い時期なのではないかなと思います。
本日は一読してくださりありがとうございました。
みなさんのお金と心が豊かになることを願っています。
コメント