不動産投資信託
REITとは、不動産投資信託のことです。
日本だと、JAPANのJが頭について「J-REIT」と呼ばれます。
REITの仕組みは、みなさんがJ-REITに投資をし、みなさんの代わりにJ-REITが不動産を買ってくれます。
なので、不動産を所有するのはJ-REITです。
J-REITが買った不動産から出た収益を、みなさんに分配金としてお支払いするといった仕組みになっています。
いわゆる不動産の投資信託ですね。
REITの実態は不動産投資ではなく、株に近いです。
不動産投資の代わりにREITにすればという話が出ることがありますが、REITは不動産投資の代わりにはなりません。
実態が不動産投資と全然違います。
なので、まずは、不動産投資とREITは違うものなんだと認識してもらえればと思います。
不動産投資との違い
1. REITは不動産投資特有の融資を引くことができない
不動産投資の最大の特徴でありメリットであるのが、融資を引けることです。
本来、投資元本はご自身で集めなければなりません。
ですが、不動産投資に限っては、銀行などから融資を引けます。
お金がなくてもお金を借りて、投資ができてしまうのです。
もちろん、社会的な信用等の審査はありますが、本日の話の根幹と違いますので深掘りは避けます。
不動産投資で引ける融資がREITでは引けません。
ご自身の所有資産内でしかREITでは投資ができないのです。
2. 利回りが良くない
不動産投資であれば、物件を探すとこから修繕や諸費用について自分で安くすることが可能です。
掘り出し物件を探したり、DIYを施したりと自力で費用を下げることができます。
費用が下がるということは、その分利回りが良くなるということです。
このようにして不動産投資は、自分で利回りを良くすることが可能なのです。
ですが、REITでは自力でどうこうすることができません。
投資をしたら、あとはJ-REIT任せになってしまいます。
自分で利回りを上げることができませんし、間にJ-REITを介入させることによって手数料が引かれます。
なので、REITは不動産投資に比べて利回りが良くないです。
3. 利益に対して税金20.315%がかかる
REITは株と同じで利益に対して税金がかかります。
これは変えることができません。
一方で、不動産投資も税金はかかりますが、場合によっては節税が可能です。
青色申告65万円控除が使えたり。
事業のために使った費用が経費にできたり。
これがREITではできません。
REITは不動産投資のように節税対策ができないのです。
おわりに
REITは、投資商品が不動産ですが、不動産投資ではありません。
みなさんがJ-REITに投資をしJ-REITが不動産を買います。
不動産から生まれた収益をみなさんが配当金として受け取ります。
つまりは、配当所得です。
株のようにして不動産を投資商品として買いたい人は、REITは良いと思います。
ですが、不動産投資と同じイメージだと、それはイメージんと実態に差異がありますので注意してください。
本日も一読してくださりありがとうございました。
みなさんのお金と心が豊かになることを願っています。
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