不動産投資の現実

年収１，０００万はエリートではない

年収が１，０００万円を超える人は、一般的にはエリートと呼ばれます。

しかし、不動産業界では年収１，０００万円はエリートではありません。

不動産界隈では、金持ちはたくさんいるので、年収１，０００万円は大したことないんです。（僕からしたら年収１，０００万円はすごいですけど）

なので、お医者さんや大手企業にお勤めされていて年収１，０００万円を超える人は、一般的にはエリートですが、もし不動産に手を出す時には一般peopleなんだと思ってください。

年収１，０００万円を口実に変に担がれて、ゴミ物件を買わされたらたまんないですからね。

なお、不動産業界で言うエリートとは以下のとおりです。

①大地主

②資産家

③大手不動産業者

物件を買うときに融資を受ける人もいると思います。

そして、銀行の融資が通ったということは、そんなに悪い物件ではないんだと思う人も中にはいると思います。

ですが、これは間違いです。

銀行というのは、微妙な物件だとしても、融資を受ける人がお金を払えるか払えないかを見ています。

頭金・預貯金・勤め先などですね。

銀行はみなさんの不動産投資を応援する人ではありません。（少しは応援する気持ちがある人もいるでしょうが）

お金を貸して、貸したお金の金利で利益を出しています。

なので、この人にお金を貸して利益を出せるかどうかを一番見ているのです。

なので、銀行の融資が通ったからといって優良物件であるとは限らないのです。

ちなみに頭金を求められる物件は、優良物件ではない可能性が高いです。

頭金を入れるということは、物件の価値が貸したお金に見合ってない可能性があるのです。

だから、先に頭金でお金を回収しておくのです。

例えば、３０００万円の価値の物件に対して、４，０００万円貸し出すとします。

貸すお金と物件の価値の差に１，０００万円の差がありますね。

万が一借主がお金を返せなくなり、その物件を売却したとしても銀行が１，０００万円損をする可能性があります。

なので、先に頭金として、１，０００万円貰っておくのです。

そうすれば、銀行は最悪損はしなくなります。

つまり、頭金を求められる物件は、借りた額よりも物件の価値が低い可能性があるので、良い物件でない可能性が高いのです。

一般的に不動産投資というと、毎月毎月家賃が入って働かなくてもお金が貰える不労所得と言われますが、実際は違います。

不動産投資は不労所得ではなく事業所得です。

事業所得ということは、あれこれやることがたくさんあるということです。

一般的に想像されるのは、家賃がもらえる段階になったその一点しか見ていないので、不労所得と勘違いしてしまうのです。

家賃収入を得るまでには、物件を探し、リフォームし、客付し、借主が見つかった後でも家に不備があれば修繕し、退去したらクリーニングし、また客付し….

やることは山積みです。

もちろん、慣れてきたり資力が上がってくれば不労所得に近づけますが、それまでには長き道のりがあります。

僕も今物件を探していますが、休みの日を使っては遠くまで物件を見に行って、不動産屋にあれこれ話を聞いたりしていて、かなり時間と労力を使っています。

不動産投資は夢の不労所得と思われがちですが、現実は違います。

やることはたくさんあるので、不動産投資は事業所得です。

不動産投資が軌道に乗って、厄介事を任せられるようになってきて初めて不労所得に近づけます。

簡単に何もせず毎月毎月家賃が振り込まれるってわけではないんですね。

本日も一読してくださりありがとうございました。

みなさんのお金と心が豊かになることを願っています。