学資保険は不要
子供の将来のために学資保険に入っている人もいると思います。
学資保険ってそもそも必要なのでしょうか?
結論から言うと、学資保険は不要です。
学資保険に限らず、保険という類は基本的には不要です。
学資保険に入る理由として、ただ貯金をするよりも少し増えて返ってくること、親が亡くなったらその後の保険料がタダになるなどのメリットがあるから入るのだと思います。
確かにメリットではありますが、物事にはデメリットも存在します。
学資保険にも当然デメリットがあります。
デメリットも考慮したうえで必要か不要か判断するべきです。
では、学資保険が不要な理由をデメリットを通じてお話しさせていただきたいと思います。
保険会社が潰れることがある
保険会社は民間企業ですので、当然潰れる可能性を秘めています。
万が一保険会社が潰れてしまった場合、返してもらえるお金が減る可能性が高いです。
銀行のように1,000万円までの保証もありません。
銀行は、預金保険制度によって1,000万円まではお金が返ってきますが、保険会社にはその保証がありません。
保険会社によっては、万が一潰れた時のために返済用のお金をとってあるのでご安心くださいと言う保険会社もあるようですが、必ずしもこれまで積み立てた保険料が返ってくるわけではありません。
もしどうしても学資保険に入るという人は、保険会社が潰れた場合に、どのように計算されてお金が返ってくるかは、加入する前によく調べた方が良いです。
途中解約すると元本割れのリスクがある
もしも学資保険を途中解約しようと思ったら、元本割れするリスクがあります。
人生は何が起きるかわかりません。
急にまとまったお金が必要になることだって考えられます。
その場合、学資保険を途中解約せざる得ないこともあると思います。
万が一途中解約した場合、元本割れして損をしてしまう可能性があるのです。
これが、銀行などの預貯金であった場合は、元本割れするリスクはないので、この点は考慮しないといけないですね。
満期時でも元本割れのリスクがある
いざ満期となりお金を受け取る時に、積立額よりも少なることもあるそうです。
これについて、裁判で争われた事例もあるそうです。
せっかく積み立てたのに、元本割れするなんて納得いかないですよね。
それだったら銀行に預けておいた方が100倍良かったわけです。
保険の利回りは極端に低い
学資保険に限らず、保険の利回りってすごく低いんですよ。
これが保険の粗悪の根源です。
多くの人は、保険に入ることで補償が受けられて、さらにお金も少し増えるって思っていると思います。
このお金が増えるって部分についてなんですが、お金を増やしたいなら普通に投資をした方がいいです。
保険でお金を増やそうというのは、時間とお金を無駄にしているようなものです。
学資保険も同様です。
お子さんが大学に上がる頃の利回りは5%とか言ってくる営業マンがいると思いますが、騙されてはダメですよ。
これ年利ではないですからね。
普通の投資の場合は、年利で数値を表しますが、学資保険の場合は満期時での利回りを表します。
みなさんは、学資保険で何十年も積み立てますよね。
つまり、何十年も積み立てた年利で数値を計算すると、利回り1%を切ってしまうなんてこともあります。
何十年も積み立ててプラスになるのがたった数十万円です。
これが、S&P500などの米国株に学資保険と同じ保険料だけ積み立てた場合、プラスになるのが数百万円なんてことは普通にありえます。
お金を増やしたいのなら、普通に投資をした方がいいと言ったのはこのことからなのです。
おわりに
学資保険は、保険会社が潰れることがありますし、途中解約の元本割れ、場合によっては満期時でも元本割れのリスクがあり、そして利回りは極端に低いというデメリットがあります。
これらのことを考慮すると、本当に必要か?という問いかけにつながります。
学資保険で積み立てるのではなく普通に銀行に預けて、普通に投資をした方が学資保険に入るよりもずっと安全だと僕は思います。
みなさんも学資保険に入る前に必ずデメリットを考慮してから判断してください。
本日も一読してくださりありがとうございました。
みなさんのお金と心が豊かになることを願っています。
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