元利均等返済と元金均等返済はどちらが良いか?
元利均等返済は、毎月の返済額が一定です。
最初は利息部分の返済額が多くて、後半は元金部分の返済額が多くなります。
結果的には、返済額が一定に保たれます。
元金部分の返済が遅いので、トータルの返済額は多くなります。
ですが、残っている元本が多いということは、住宅ローン控除で取り返せる金額が多いことになります。
一方で、元金均等返済は、元金部分が一定の返済方法です。
元金が減るスピードが早いので、返済が進むにつれて、返済額は少なくなっていきます。
元金部分の返済が早いので、トータルの返済額は少なくなります。
元利均等返済と元金均等返済がどちらがいいかというと、大差はそれほどありません。
一般的に元金均等返済の方がトータルの返済額が少なると言われますが、元利均等返済は住宅ローン控除で取り返せる金額が多いので、結果的にどっこいどっこいということになるのです。
ボーナス返済はするべきか?
ボーナス返済はするべきではありません。
なぜなら、ボーナスは固定給とは異なり、会社の業績や景気動向に左右されるからです。
要は、保障されていない金額なのです。
保障されていない金額を当てにするのは良くないです。
万が一ボーナスの支給がなかった場合、返済ができなくなってしまいます。
故に、ボーナス返済はナシです。
繰上げ返済すべきか?
手元のお金を投資等で、住宅ローン金利より運用益を得られるなら、繰上げ返済はすべきではありません。
あとは、自由に使えるお金を手元に置いておきたい人も繰上げ返済すべきではありません。
しかし、もし早く返済を終わらせたいという人は、繰上げ返済はアリです。
繰上げ返済は、ご自身がどのようなライフスタイルを築きたいかで判断が変わってくるところです。
返済期間短縮型と返済額軽減型はどちらが良いか?
繰上げ返済は、まとまったお金で一気に返済する方法です。
もし、全額繰上げ返済ではなく、一部を繰上げ返済した場合、繰上げ返済して浮いたお金をどのように扱うか選択できます。
選択は、返済期間短縮型と返済額軽減型があります。
両者とも内容はその名のとおりです。
返済期間短縮型は、月々の返済額は変えず返済期間が短縮されます。
返済額軽減型は、返済期間は変えず月々の返済額を減らします。
僕としては、返済期間短縮型が良いと思います。
返済期間短縮型の方が、トータルの返済額が減らせますので、そちらの方が良いと思います。
そもそも繰上げ返済をしているということは、早く返済をしたいという気持ちの表れだと思いますので、トータルの返済額が減った方が良いと考えられます。
なので、返済期間短縮型の方が良いとしたのです。
おわりに
3日間にわたって住宅ローンについてお話しさせていただきました。
住宅ローンにはさまざまな選択肢があり、ご自身のライフスタイルにあった内容を選択することで、充実した生活が実現できると思います。
そのために、内容の把握や比較を怠ることなく、ベストな選択をしていってください。
本日も一読してくださりありがとうございました。
みなさんのお金と心が豊かになることを願っています。
コメント