家を安く買う方法（前半）

価格で判断しない

１億円の家と言ったら高いですかね。

おそらくほとんどの人が高いというと思います。

１億円の家が高いと思うのは、１億円という価格を見ているから高く感じるのです。

では、この１億円の家が数年間住んで、９，９００万円で売れたらどうでしょう。

９，９００万円で売れたとなると、１００万円で１億円の家に住めたことになります。

住んだ期間がどれくらいなのかというところはあるにしろ、１億円の家に１００万円で数年間住めたのならお得な感じがしませんか。

考え方の話なので極端な例を出しましたが、僕が何を言いたいかというと、家の価格だけで判断するのではなく、リセールバリュー（再販価値）のことまで考えて、家を買うという意識を持っていただきたいのです。

ここで、人生の話になりますが、未来がどうなるかなんて誰にもわかりません。

もしかしたら、家を買った後に家を手放さなければならないこともあるかもしれません。

そうなった時のことまで考えると、リセールバリューまで考えておいた方が、人生が大崩れしずらいのではないかなと思います。

４，０００万円の価値の家を５，０００万円で買う。

これは、損をしていますよね。

６，０００万円の価値の家を５０００万円で買う。

これは、得をしていますよね。

同じ金額だとしても、その家の価値がどれくらいかなのかによって、その買い物は上手だったのかどうかが決まります。

そうはいっても、不動産業に携わっていない一般の方が資産価値のある家を見極めるというのは難しいですよね。

不動産会社のセールストークとも戦わなければならないですし、資産価値のある家を見極めるのはなかなか難しいと思います。

ですが、一般の方でも資産価値のある家を見極める方法はあります。

それは、情報収集です。

現代は不動産販売サイトを見ればたくさんの売りに出されている物件を見ることができます。

サイトの中で、同じ地域、同じような物件など、自分が買おうとしている物件と同じような条件の物件が、いくらで売りに出されているのかを調べることはできます。

調べた中で、相場より自分の物件の価格が高いのか低いのかをみることで、上手な買い物に近づけることはできます。

まず、よほど新築にこだわりのある方以外は、中古で探しましょう。

新築を買ったら、家の価値は２、３割下がります。

４，０００万円で買った家は、すぐに売ったとしても３，０００万円前後になってしまうのです。

なぜ新築はすぐに価値が下がるのかは、新築の価格に広告費が加えられているからです。

大手であればあるほど、広告費をバンバン使います。

広告費で使った費用を新築の売買価格に加えて販売しています。

家の価値にプラスして広告費を乗せられて価格を決めているのなら、売る時には家の価値しか価格の判断材料にならないので、買った時よりも安くなってしまうのです。

また、日本人は新品や新商品が好きな傾向にあり、新築物件を割高に販売しても買ってくれるといった価格設定をしているかもしれません。

このことを踏まえて、中古物件について考えると、中古物件には家の価値にプラスして加える費用がないまではいかなくても、新築よりかは圧倒的に少ないので、余計な出費をしない買い物ができるのです。